松園泰典君,修士課程終了 本当におめでとうございます.2年間で表面張力装置の製作から,種々の混合物の測定までやり遂げた スーパーマスターです.時には壁にぶち当たったり,大きな飛躍をしたりと激動の学生生活だったかと...努力家でやさしい人柄の松園君は,これかも活躍してくれることと思います.また研究室へ遊びに来てくれることを一同楽しみにしています!!写真は研究室最後の瞬間をお友達の吉沢君と.(左 吉澤君,右 松園君)
韓国ソウル,Seoul National Universityにおいて4月23日から26日に開催された国際学会「5th IIR International Conference on Thermophysical Properties and Transfer Processes of Refrigerants 」へ参加し,新規低GWP混合冷媒の表面張力測定結果に関する研究発表を行いました.お天気にも恵まれ,とても楽しい学会となりました.久しぶりにお会いしたイタリアの研究チームの皆さんや,先々月お越しいただいたHrnjak先生ともお会いでき,親交を深めることが出来ましたし,新しい研究協力者も増えそうです.写真はお昼休みに会場の中庭で撮影したものです.つつじが満開でした.
近藤です.私がUniversity of Illinois at Urbana Champain 滞在中に大変お世話になったPega Hrnjak先生が当研究室を訪問下さいました.先生の研究室で働いていた頃,実験中に作業を失敗して高いポンプを壊してしまった私に,先生は『実験装置を絶対壊さない人がいるのは知ってる?』『それはね,実験しない人だよ.新しいの取りにおいで』といって笑ってくれました.そんな風に,いつも軽やかに助けてくれる先生です.今回は学会の合間に当研究室を訪問頂き,実験装置などを見ていただきました.カラフルな路面電車をとてもお気に召したようです!(左写真.電停にて先生と)
On Feb. 22th.
We had a special guest in our laboratory. That is my dearest professor, Prof. Pega Hrjak from University of Illinois at Urbana-Champaign. He is the director of Air Conditioning and Refrigeration Center and I worked in his laboratory for 2 yrs and 8 months. One day, I broke a very expensive pump during my experiment, then he said to me “Do you know who never break equipment? That is who does not do experiment. Come to pick up new one.” with his smile. I never forget that. He is such a wonderful teacher. This time, he shuffled his schedule for visiting us between conferences. He looked very happy with the colorful trams. Thank you so much, professor!
梅本君の論文が,インパクトファクター3.0のジャーナル Applied Thermal Engineering に受理されました.タイトルは“Improving the heat dissipation performance of a looped thermosyphon using low-GWP volatile fluids R1234ze(Z) and R1234ze(E) with a super-hydrophilic boiling surface: http://dx.doi.org/10.1016/j.applthermaleng.2017.02.073 ”です.おめでとうございます.
本論文は機械加工後の銅表面(左)にレーザー照射を施すことにより(右),無数の細孔が形成されるとともに残存した表層が酸化されることから,核沸騰伝熱面として用いると高い熱伝達性能を得ることが出来るということを実験的に示すものです.
10月29日から30日に開催された 日本銅学会第56回講演大会にてCPU冷却用サーモサイフォンに関する研究を発表しました. 産業現場で多く導入されているレーザーを用いて,超親水性高性能沸騰伝熱面を短時間で製作することが可能です.また製作されて2年ほど経過した伝熱面はまだ初期と同等の濡れ性を保っており,経年劣化がほとんどない事も確認されています.